1、気になる“ヘア”に注目

『よみがえる黒髪』より

ハゲはもう男性の専売特許ではない

街を歩いていると男性のハゲはよく見かけますが、女性のそれにはなかなかお目にかかれません。そこで、ハゲ=中高年男性、というイメージを抱いている方が多いかと思いますが、現実には女性でハゲの方もたくさんおられます。図は1990〜1994の四年間に、高知赤十字病院皮膚科脱毛症外来を受診された患者数です。円形脱毛症は別として、患者さんの男女比は約3対1です。つまり男性が多いことは間違いないのですが、女性も増えてきているということです。この理由ははっきりしませんが・・・・・人口の高齢化やそれに伴うホルモンバランスの変動、インスタント食品など食生活の変化、コンクリートで密閉された狭い部屋でのエアコン使用、朝シャンに代表されるような過度のヘアケア、そして女性も社会に進出し、それなりにストレスを受けるようになったこと・・・・・などが考えられます。

このような社会背景を考えますと、今の若い女性もご用心!適度なヘアケアを怠ると、ン十年後には“カツラのお世話になっている”なんてことも・・・・・。意外にもヘアケアに無頓着な女性が目立つ反面、女性の毛髪への執着心はやはり強く、なんと91歳で当科脱毛症外来に通う方もおられるのです。


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